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かゆみは大事な防御反応

わたしは子供の頃

アトピーで、無意識にからだをかいていていました。

人前でもお構いなしでした・・・

本当はかきたくないし

薬もなるべくやめたい!

でもなかなかやめられない。。。

と思っていました。

今はお薬がなくても過ごせるので

お薬はお医者さんの指示通り

用法用量を守って使用していれば

コワいことはなく

必要な時は頼っていいのだなあと

思っています(^^

 

 

かゆみはからだを守るための

生体防御反応とされています

異物が身体に付着した際に

取り除くための必要な感覚です☆

でも

かゆいからといってぼりぼりかいてしまうと

肌の表面が荒れて

バリア機能が損なわれ

皮膚は炎症を起こし

刺激に敏感になってしまいます

そしてかゆみをさらに強めて

かゆい範囲を広めてしまいます。

また傷口からばい菌が入って

化膿してしまうこともあります

 

かゆみの原因の多くは

皮膚の乾燥ですが

内臓、神経、精神など様々な原因で起こっています

乾燥肌の方は

脂や汗の分泌が少なく

皮膚の潤いが足りていません(>_<)

そのうえ

かゆみを感じる神経が

皮膚の表面まで来ているので

少しの刺激でも

かゆみを引き起こしやすくなっています

 

かゆみがなぜ起こるのかというと

アレルギーなどが発生すると

かゆみを引き起こす物質が

体内で放出されます。

 そして

皮膚にある

かゆみの刺激を受取る神経繊維の末端が

刺激を受取り、情報を脳に伝えると

脳がかゆみとして認識します

例えばかゆみを引き起こすヒスタミンが

神経に作用すると

かゆみとして脳で認識されるので

かゆみは皮膚より

脳で感じている

というほうが正しいかもしれません

 

そしてかゆみを感じると

かいてしまうわけですが

かゆみより強い「痛み」の刺激を

脳が感知すると

かゆみが収まるというシステムがある

という説があります

アトピー性皮膚炎の方はこのシステムに不具合があるため

いくらかきむしっても

かゆい状態が続くのではないか

と言われているようです

 

強くかきすぎると

皮膚のバリア機能が壊されて

外部からの刺激や異物に対する防御機能が

下がってしまいます

肌荒れや炎症も引き起こします

肌が敏感になり

ちょっとした刺激にも

過剰に反応することになり

かゆみが強くなります

 

 

アトピー性皮膚炎の方などは

通常では何ともない刺激や痛みや熱感も

かゆみとして認識されてしまい

いろんな刺激が

かゆみの原因になってしまうようです

 

いちどかきだすと

なぜ途中でやめられないのかというと

とても厄介な

快楽ホルモンが出るからと言われています

ドーパミンは快楽をもたらすとともに

やる気、集中力も上げてくれるので

ひとには必要なものなのですが

依存状態になると

分泌過剰になって癖になります。

 

かゆみは発生してから抑えるのは難しいので

発生させないように日頃から

スキンケアをすることが大事です☆

洗いすぎない

刺激を避ける

ストレスをコントロール、避ける

 

自分に合う方法をゆっくり探して

少しでも毎日が過ごしやすくなりますように。。。